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絽の着物

2016.09.01.09:47

私の夏着物は全てポリエステル製。
だから自分で洗濯できます。

夏に着る「絽(ろ)」って、スケスケなんですよ。
昨日の黒い着物を干しながら思いました。



この透け感…
襦袢にくっきりした柄があったら透けて見えるな…


たとえば着物の地色が寒色系で、
襦袢に魚が描いてあったとしたら、
水槽を着ているかのように涼しげに見えるのではないか?
帯は風を感じる帆船の柄なんかもいいな…

襦袢が紅葉の柄だったら、川底に沈む葉のようで
せせらぎの音が聞こえてきそうな竜田川になるな…
秋を先取りした着こなしになりそう…

などと想像しました。

表にバーンと描いてあるのも可愛いけど、
うっすらと透ける絽の特長を活かしてみたいなあ。


竜田川について

千早振る 神代も聞かず 竜田川
からくれなゐに 水括るとは(在原業平)

(現代語訳)
不思議なことが当たり前のように起こっていた神代でさえも、
こんな不思議で美しいことは起きなかったに違いない。
奈良の竜田川の流れに舞い落ちた紅葉が乗って、
鮮やかな唐紅の絞り染めになっているなんて。


流水に楓が乗った文様を「竜田川文様」と言いますが、
業平の和歌が由来だと言われています。

「からくれなゐ」は鮮やかな紅色。
「から」は、「唐土(もろこし)」や「韓(から)の国」を指し、
「唐土や韓より渡来した素晴らしい品」に付ける接頭語でした。
ハイカラで素晴らしいものに「から」を付けたんですね。

「水括る」は水を布地に見立てて括って染めたことを意味し、
竜田川が鮮やかな紅色の絞り染めのようだと言ってます。

流水+楓なんて、今や着物や帯では定番の取り合わせですが、
業平の時代はハイセンスで艶やかな最先端の取り合わせだったんですね。

(ヤフオクで落札した竜田川文様の夏帯)





絽の着物に話を戻しますが。
私、絹の絽は着たことがありません。

綿の絽は浴衣を持ってます。
普通に暑いです。
ポリエステルの着物と変わりません。

多分ですが、絹でも普通に暑いんじゃないですかね?
だって、帯締めるんだし。

うっすらと透けて見せることによって、
少しでも涼を感じるようにとの工夫かなと思います。

でも、絹の絽を着てみたらまた違う意見になるかもしれません。
絹、綿、ポリエステル、それぞれに長所と短所はあります。
今のところは気兼ねなく洗濯出来るポリエステルが便利で好きです。

今日から9月。
絽の着物たちよ、また来年もよろしくね♪( ´ ▽ ` )ノ
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あやにゃん

Author:あやにゃん
成人期 4 賢者
バブちゃん(夫)
成人期 3 王
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