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わざと聞こえるように

2015.07.20.14:36

昨日の昼間、バブちゃんと行きつけの珈琲専門店へ行きました。
落ち着いた雰囲気の小さな喫茶店で、通い始めて16年になります。
一つだけテーブルが空いていたのでそこに座りました。

ところが、私の後ろのテーブル席にいる2人連れ、やたらと声が大きいのです。バブちゃんは大きすぎる声が大嫌いで、見る見る機嫌が悪くなって行きます。
バブちゃんは義父、つまり自分の父親の声が大きすぎるのがイヤだったので、声が大きすぎる人が苦手なのです。

さて、声の主は私の真後ろなので、私からはどんな人なのか見えません。しかし、声質から70代ぐらいの老婆だと分かりました。
とにかく声が大きいので、話の内容がイヤでも全て聞こえてきます。老婆の片方が一方的に自慢話と取れるような内容を大音量でまくし立てています。もう片方の老婆は聞き役で、自慢している老婆を持ち上げ、褒めそやしています。内容はどーでもいいことばっかりで、学歴と財産と贅沢の自慢です。

(まあ自慢したいんだろう)と思い、お年寄りだし、そういうこともあるだろうと考えました。

でも、バブちゃんとの会話がままならないほど声が大きいのはいただけない。バブちゃんの表情もどんどん険しくなって行きます。そこで、表情の険しいバブちゃんに話してみました。

「おとん(義父)って声大きいよね、あれは昔から?」
「うん。バブ、声大きい人苦手、ていうか嫌い」
「ふうん、あのさ、声大きい人って、自分では気付いてないことが多いよ」
「へえ、そうなの?バブ、わざとやってるのかと思ってた」
「まぁ、自慢話してる人は周りに聞いて欲しいから声が大きくなるんだけどね、お年寄りとか、耳が遠い人は、無意識のうちに声が大きくなるんだよ」
「そうなの?」
「うん、そうなんだ。特に年を取ってくると、高音域から聞こえなくなってくるからね、女性の声が聞き取りにくくなる傾向が出るんだよ。バブちゃんだって、モスキート音が聞こえないだろう?」
「うん、そうだなあ」
「だから、奥さんの声を聞き取りづらくなって、自分の声も大きくなっちゃう」
「えー、そうなの?」
「例えばさ、電話が遠いときって、どうする?」
「ボリューム上げる」
「ま、受話音量上げるのもあるけどさ、大抵の場合は、こっちの声も大きくなるでしょ?『もしも〜〜し!!』ってな具合にさ」
「そういえば、そういう人多いなあ」
「だから、聞こえてないのは自分なのに、自分の声が大きくなっちゃうんだよ」
「ふうん、そういうもんかな」
「まあ、一般的にはそういう傾向があるよ。だから、声が大きい人は耳が遠いか、お年寄りだから仕方無いんだ」
「それなら仕方無いな、治らないもんな」
「そうだよ。それに加えて、何度も繰り返し同じ話をしていたら、もうかなり脳の老化が進んでるんだよ」
「新しいことを話すほどの知性が無くなってるんだな」
「そうだよ。古いことや過去の栄光を繰り返し何度も何度も、しつこく話すようになったら、もう終わりだね。脳が新しい情報を拒絶している(笑)成長も発展も見込めない、絶望的(笑)」
「会社にも居るよ、そういう爺!早く氏ねばいいのに」
「私もそんな婆さんにはなりたくないねえ」
「おとんもおかんも大きな声で同じ話を何度も繰り返すからなあ、ボケてるのかもなあ!」
「そうかもしれないねえ、あはは!」

バブちゃんと話していると、私の後ろの席が急に静かになりました。
老婆の声が大きかったものだから、私もうっかり声が大きくなってたかもしれません(笑)
どうやら老婆たちはお帰りのようです。
やれやれ、やっといつものお店の雰囲気に戻ったわい。

この声が大きすぎる老婆は「わざと聞こえるように自慢話&他者を蔑視する発言」をしてたんです。
「年齢より若く見える自分自慢、老けて見える同級生を蔑む発言」もしていたので、「声が大きいのは年寄りだから治らない」と言ったのが効いたかな?
「義父のことを話しているが、あれは絶対自分のことを揶揄していた」と思い込んでしまったのかもしれないですね。
義父のことを話してただけなんだけどなあー(笑)
何よりも、バブちゃんの機嫌が直って良かった。バブはこじれると後を引くから面倒なんです。

無駄に感情は動かなかったのですが、老婆につられて声が大きくなるようでは、私もまだまだ修行が足りないですね。



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comment

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老婆につられて声が大きくなった

2015.07.20.15:00

拙者はこの場合、『GJ』と呼びます

GJ!

2015.07.20.15:15

GJ!!!

Re: 老婆につられて声が大きくなった

2015.07.20.15:42

GJありがとうございます。
またしても「うっかり」を発動してしまいました。

お店に平和と秩序が戻って良かったです。

Re: GJ!

2015.07.20.15:44

GJでしたか、「うっかり」も捨てたものではありませんね。
これは私の持ち味なのだと肯定的に受け止めて、「うっかり」を発動するタイミング、「うっかり」のキレを極めたいと思います。
プロフィール

あやにゃん

Author:あやにゃん
成人期 4 賢者
バブちゃん(夫)
成人期 3 王
ルル(光の犬)のこと書きます。たまにルルも原稿を執筆します。

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