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病識を持つ

2019.04.23.05:54

中1から次第に離人感とか出て脳が怪しくなってきて(これは何かおかしいのでは?)と自分でも薄々感じていたものの……

友達居ない、母には言えない、先生は私がクラスでシカトされてることを見て見ぬ振りしてるから頼りにならない……
ということで、中途半端に思考停止したまま一人で悶々としておりました。

そのまま中2になってしまい、クラス替えの時に妙な男子から「一年の時からシカトされてたヤツが居る!あいつはバイキンだからシカトされていたに違いない!やーい、バイキン!」とレベルアップしてしまいましたw

私は言い返さないし、先生にも言いつけないし、親が出て来るわけでもないし、安全に意地悪できるわけです。
一人こういうスケープゴートが居ると、クラス全体が妙にまとまりますw
教師は何も気付いていませんでした。

最初はレベルアップに戸惑ったものの、離人感もかなり進行していたのか感覚が麻痺していて、まるで自分のことではない遠い世界の出来事のような気がしていました。
その頃は、イマジナリーフレンドというか、自分の中でだけ会話をするキャラクターが数人出来ていたので、彼女たちの会話を聞いて楽しんでいました。(防衛本能とは言え、私もわりと鋼のメンタルだなw)

私はキャラクターの名前や設定を考えることに何ヶ月も費やしたりとか、一人で静かに空想の世界に入り込んでおりました。
作ったキャラは、ちょっと浮世離れした穏やかなお嬢、元気で明るい女の子とか、数名です。
頭の中だけで人形遊びをするみたいな感じですかね。
自分なりにささやかな楽しみを作って気を紛らわせていました。
今思うと、(こんな風になりたいな)という自分の願望をキャラクターに投影していたのかもしれません。

「また今日も『そいつに触ったら腐るぞー!』とか言われた……」
「なにそれ、腹立つー!」
「ウフフ、お子様よねぇ?」

ってな具合で一人で脳内会話して、何とか平常心を保っていました。

ここでマンガやアニメにハマっていると、キャラを使って二次創作とか楽しい世界に入れたのかもしれませんが、テレビは見てませんでしたし、マンガも読んでませんでした。
単純に、テレビ見てると怒られたのと、マンガとか買えないのと、友達が居ないからそういう知識も無かっただけです。


小学5年以降は、本を読んでいれば怒られないと気付いたので、図書館で借りた本ばかり読んで過ごしていました。
買ってもらえないので、借り物です。

この頃には欲しい物や所有欲も消失していました。
小学生時代の引越しの度に色々捨てられたので、所有することに興味を失っていたのです。
いろんなものは、頭の中にあればいいと思っていました。
こういう条件が重なって、図書館の本が私には最適だったわけです。

中2にもなると、ちょっと小難しい本も読めるようになってきます。
理解して味わってるわけではありませんよ。
ただ漢字とか熟語を読めるようになるだけです。
でも、それを周りの大人たちが褒めるようになってきました。
「静かに本を読んで過ごす問題の無い子」として放置されることになりました。

結果、若いうちに自殺した作家にハマりましたw

特にハマったのは芥川龍之介です。
もちろん作品を理解して味わっていたわけではありません。
でも「歯車」に出てくる幻覚の描写が片頭痛の症状にちょっと似てたり、厭世的な描写の作品を見て(私もだ)とか思いました。

次第に自殺の具体的な方法を考えるようになりました。
いつ、どこで、どうやって死ぬか?
ということを思うようになったのです。

ここで、イマジナリーフレンドというか、自作キャラが止めに来ました。
「それはおかしいでしょ?」
「ヤダ、死ぬなんて怖いよ!」

一人でいるのに、頭の中では毎日会話していました。

この程度の脳内会話は誰でもやってると思っているので、これ自体は病気でも何でもないと思います。
ただ、これらのキャラクターが幻覚として視覚化したり、脳内会話が実際に耳に聞こえるような幻聴になっていたら、かなり脳がやられていると思います。

私の場合は「私が自分で作り出したキャラクターと擬似会話している」ということをはっきりと自覚していたから幻聴や幻覚になりませんでした。


さて、芥川作品の中に「神経衰弱」という言葉が出てきました。
中学生の私はトランプ遊びの「神経衰弱」しか知らなかったので辞書で調べてみたら、どうやらノイローゼらしいものだと分かりました。

では、ノイローゼって何?
とまた新たな疑問が生じて、辞書やら百科事典やらで調べてみたら、精神の病気らしいということが分かってきました。
そして、百科事典のノイローゼの項目の近くには他の精神疾患の症状も書いてあります。
ついでにそれも興味本位で見てみたら、ウツ病の症状として書いてあることの殆どが私にも当てはまることが分かりました。

「私は病気なのかもしれないな」と思いました。

ここで変にカッコつけるとかして厨二っぽい演出を加えなくてよかったです。
「私はウツ病……フヒヒ……」みたいな?
謎のキャラ付けを自分にしませんでした。

病気を自分の付加価値にしてしまったら、アウトだったかも。
やったことないので分かりませんが、一線超えてる気がします。
病気にしがみ付いて依存してしまうから。


ただ「私は病気なのかもしれないな」と思うだけ。
自分で自分の病気を認識して、自分は病気(かもしれない)と自覚する。
これを医療用語で「病識」といいます。
精神疾患に於いては、病識の有る無しがその後を大きく分けます。

本から得た知識だけで自己診断しなかったのも偶然とは言え、良かったです。

「病気かもしれない、でも違うかもしれない」
「今の私が医者に診てもらうのは無理だ」
「これが続いたら本当に病気かもしれない」
「病気かどうかを自分で決めるのは危ない」
「自殺したいと思うのも、病気のせいなのかも」
「高校までは耐えられるかな。病院行きたいな」

こう思うようになりました。

自殺したい気持ちは、時には抑え難い衝動にもなりました。
その時「いや、これは病気のせいなのかも。脳内物質のせいなのかも」と思うことで衝動を食い止めていました。

さらに、時代のおかげというか、心理テストがブームになっていました。
そこから派生して、心理学とかココロの病気について易しく解説した本もたくさん出回ってきました。
それらを本屋さんで立ち読みしたり、図書館で読んだりして知識を頭に入れました。

偶然ですが、頭が心を助けていました。
病識を持つことは命を守る上で重要だし、何年か後のウツの治療にも役立ちました。
ただ、自己診断は無理です。
自分で決めつけてしまうと自分を見失います。

中学~高校生の間は精神科医の診察を受けることが出来ませんでした。
何度も死にたくなりましたが、その度にイマジナリーフレンドというか、自分で作り出したキャラクターたちが「ヤダ!」「怖い!」と騒いでくれました。

自分で作り出したキャラクターが「死ぬのは嫌だ、怖い」と言うのだから、それは私の中から出てきた言葉だということも自覚していました。

「やっぱり私はウツ病かもしれないから、自殺したくなってもやめといたほうがいい」
という風に考えることが出来るようになりました。
「診察を受けるまで自殺は延期しよう」とか。

病識が無いと治療は無理です。
「これは病気だからなんとかしよう」って気持ちを自分で維持しなくてはいけないからです。

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あやにゃん

Author:あやにゃん
成人期 4 賢者
バブちゃん(夫)
成人期 3 王
ルル(光の犬)のこと書きます。たまにルルも原稿を執筆します。

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