義母の特技

2018.03.19.19:36

義母の母方の祖父母の家は米屋である。
その米屋、バブと私には縁もゆかりもない他人だが、義母にとっては祖父母の家であり、今は義母の従兄弟が米屋を継いでいる。
その米屋の近所に老舗の酒造所がある。

その酒造所では新酒を搾った際、酒粕詰め放題イベントを行っている。
平置きしてA4サイズほどのポリ袋を数百円で購入し、その袋に詰めた分だけ持ち帰れるというものである。
義母はその酒粕詰め放題イベントの常連であり、大量に酒粕を袋詰めするテクニックを持っている。

今年の成果は6キロ。ずっしり重い。


義母はこういう袋詰めイベントが大好きであり、詰めるだけ詰めて満足したらしい。
しかし、義母は酒粕を食べないし、そもそもお酒も飲まない。
義母が楽しんだ副産物の酒粕は毎年私のところへやって来る。
私のために詰めるのではなく、義母自身の楽しみのために詰めているところが良い。
実にありがたい。


もらった酒粕は……

・トースターで焼いて蜂蜜をかけて食べる
・粕汁にする
・酒粕クラッカーにする
・小分けにして冷凍しておく

このように、私は私でちゃんと楽しむのである。

義母は(あやにゃんに託せば無駄にならない!たくさん袋詰めできる!)と言って喜んでいる。
以前は大量の酒粕を袋詰めしてもカビさせて義父に怒られていたんですと。

義母、料理や家事は苦手だけど、味覚は確かだし食材の買い出しなども大好き。
毎回大量に仕入れてくるのが玉に瑕だが、それも故のないことではない。
義母の実家や祖父母の家は従業員を抱える商家だったから、何でも大量に仕入れる癖が付いているだけのことなのだろうと思う。

また、義母は家族と従業員とその周辺の人に「食べさせたい」意識が強い。
この「食べさせたい」というのは文字通りの意味であり、「雇用する」「養う」などという意味ではない。
義母が選んだ食べ物を美味しいと言ってもらうことに喜びを感じているようでもある。

だからと言って、好みではなかったとしても正直に伝えて気分を害するような人ではない。
義母にきちんと好みを伝えると、ちゃんとそれを覚えておいてくれる。
どうやら義母は「美味しい!」と言わせたい模様。
ここら辺は、ただ承認欲求を満たしたいだけの人と違う。
相手が喜ぶ姿を見て満足するのが義母。
それ故に義母は何でも美味しそうに食べるルルを可愛がっていたし、何でもくれる義母にルルも懐いていた。


義母の魂の役割は「賢者」ではないかとアタリを付けている。
私には義母はこんな人間に見える。

・周りの人を喜ばせたい
・自分も周りも楽しく過ごしたい
・基本的に自分のやりたいことしかしない
・自分の人生を自分なりに楽しむ術を心得ている
・飽きっぽいが忘れているわけではない
・(上と関連して)気が長い
・生真面目な人からは「ふざけている」と見られる
・楽天的
・ラクな方へ流れやすい

私も賢者魂なので、共通点が多いと思う。
ただ、この世的な趣味と興味が義母と私では全く違う方向なので、一見すると似ているところは無いように見える。

でも、私は義母が好きである。
自分の欲望(買い物したい、袋詰め大好き、犬大好きなど)にものすごく素直なところなんか特に好き。
義母が楽しそうにしていると、私も嬉しくなる。
そういう力が、義母にはあるんだなあ。

(人生って、楽しんでいいんだ)と思わせる力がある。
だから家事が不得手だろうが料理が下手だろうが、義母は周りの人に好かれているのだろうと思う。
生真面目な義父はよくブチギレてるけど、それは夫婦として何かお互い学ぶためだろうから別の話。

今度は義母、義母の実姉と道後温泉に行くそうだ。
義父は留守番。義父と旅行しても詰まらないからw
今まで行った温泉で道後が一番良かったから、もう一度行くんですと。
楽しそうで何より。

何を楽しいと思うかは人それぞれだけど、これだけは確か。
義母の特技は人生を楽しむこと。

楽しいと思う対象が違うので、私と義母では合わないのが残念。
でも、道後温泉は楽しそうだな♪

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あやにゃん

Author:あやにゃん
成人期 4 賢者
バブちゃん(夫)
成人期 3 王
ルル(光の犬)のこと書きます。たまにルルも原稿を執筆します。

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