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楽しくお仕事

2017.11.03.08:02

私は二十年以上同じ万年筆を使っています。
学生のときバイト代で買ったスイス製の青い万年筆で、ペン先は金です。
当時の私は深い青と金の組み合わせが好きでした。

学生時代のある日、たまたまいつもと違う道を歩いていたら、アーケードの商店街に出ました。
(昔から一人で知らない道を探検するのを好んでいた)

その商店街で万年筆専門店を見つけました。
昭和レトロで小ぢんまりとした店構えですが、ガラスは綺麗に磨かれて手入れが行き届き、清潔でした。
思わず足を止めて店内を覗き見ると、ショーケースの中に青く輝く万年筆が見えました。

(まるでラピスラズリを万年筆にしたようだ)

二十歳前の小娘だった私には、その青い万年筆が一番輝いて見えました。
そのままお店に入り、見せてもらえるようお願いしました。

店主のお爺さんは二十歳前の小娘が万年筆に興味を持つとは思ってもみなかったようで、はじめは驚いていましたが、私が真剣なのを察すると、万年筆の扱い方について丁寧に教えてくれました。
お値段も、店内の高級品の中では安い部類で、所持金全部出せば買えたのです。
三万円でした。(多分少しオマケしてもらってると思う)

母方の祖父が原稿用紙に向かっているときはいつも万年筆を走らせていたので、見慣れてはいました。
しかし、自分の万年筆は初めてだったので、やはり嬉しかったです。


さて、私が万年筆を使っているのを、バブは以前から知ってはいましたが、あまり興味は無かった模様。

ところが、最近になってから突然、バブも万年筆を使いたくなったようでして。
安物ばっかり何本も買っているようで、しょっちゅうアマゾンから何か届いてます。

ついでにカラーインクも何本か。
パイロットの色彩雫(いろしずく)です。


バブはメモや手書きサインは万年筆を使うと決めていて、パイロットの色彩雫の天色(あまいろ)や孔雀のインクを使っているようです。
天色はちょっと派手な明るめのスカイブルー。
孔雀は華やかな青み緑です。
こんな派手な色、バブ以外では誰も使いません。

変わった色の手書きサインにした理由は、勝手にバブのハンコを使われないようにとの防御策でもあると思います。
しかしそれだけでなく、文房具に凝ると、仕事してても楽しいことが分かったそうで。

そんなことぐらい、女は小学生の頃から知ってて普通にやってることなんですが、オヤジには分からなかったようです。
バブが楽しそうなので、会社のバブのデスクのご近所さんでは万年筆とカラーインクが流行し始め、共通の話題が増えて職場の雰囲気も良くなったそうです。

また、先日の席替えでバブの真向かいの席が副社長になり、偶然にもバブと副社長の万年筆がお揃いであることが判明。
もちろん副社長のは最高級品でバブは廉価版なのですが、同じメーカーのもの。
バブは副社長から趣味が良いと褒められて喜んでいます。
そして、あやにゃんが万年筆使う人で良かったと言われました。

なんだ、どうした、いきなりこんなこと言い出すとは気持ちが悪い。

でも、まあ、楽しそうでなにより。
今日も万年筆を持って出社していきました。
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プロフィール

あやにゃん

Author:あやにゃん
成人期 4 賢者
バブちゃん(夫)
成人期 3 王
ルル(光の犬)のこと書きます。たまにルルも原稿を執筆します。

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