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傲慢な生き物

2015.09.23.06:52

先週、比較認知科学の研究をしておられる方の講演を聞きました。
その方は研究室ではなく、動物園で研究しておられます。

頂いた資料によると、
さまざまな動物の知性を調べ、
比較することによってその動物、
とくに人間の知性がどのような過程で、
どのような理由で進化してきたのかを
明らかにしていくことを目指しておられます。



私は子供が居ないので、かれこれ30年は動物園に行ってません。

つまり私は、動物園は子供のための娯楽施設だと
無意識のうちに思い込んでいたことがわかります。

ところが現代の動物園は、ただ珍しい動物を見せるだけではなく、

・種の保存
・調査・研究
・教育
・レクリエーション

という4つの役割を担っているそうです。

講演の中身は、

・比較認知科学の研究の話
(さまざまな霊長類の知性を比べる)

・人工保育されたゴリラの赤ん坊を両親の元に戻す話
(母乳が出ず赤ん坊が瀕死の状態になり人が保育した)

などでした。




具体的な研究の内容はさておき、
チンパンジーやゴリラの実験の様子を
ガラス越しにお客さんも見られるようになってます。
サルに勉強を教えているように見える風景です。

すると、勉強している(ように見える)サルを見たお客さんは

「このおサルさんは賢いね」

と言うのだそうです。

親が子供に向かって
「このおサルさんに負けてるで!」
「あんたもおサルさんを見習って勉強しなさい」
などと言うことも多いそうです。
冗談で言ってるのでしょうけれど。

人間は、自分と似たようなことをしている動物を見ると、
その動物のことを「賢い」と思ってしまうのですね。

それは、人間は他の動物を下等だと看做しており、
人間こそが一番賢いと思い込んでいるということでもあります。

人間って、小さな子供でも普通に傲慢なんですね。

『普通に謙虚』がいかに難しいか、改めてよく分かりました。

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あやにゃん

Author:あやにゃん
成人期 4 賢者
バブちゃん(夫)
成人期 3 王
ルル(光の犬)のこと書きます。たまにルルも原稿を執筆します。

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