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飛べない蝶

2019.07.08.14:00

今朝「蝶は元気になりました」と投稿しておきながら、それを真っ向否定するような内容ですが。

数時間ほど金柑に留まっていたナミアゲハ……
飛べないようです。
パタパタとやって、ペタッと落ちてしまいました。
よく見ると、翅の付け根から体液が漏出しています。

仕方ないので部屋に入れました。

飛べそうにないので飼育ケースも必要無いだろうと思って、ケースの蓋にキッチンペーパーを敷き、蝶の部屋にしました。


よく思い返してみたら、この蝶は昨日の朝に羽化してから一度も飛翔していません。
翅をパタパタやるものの、飛び上がらなかったのです。
歩いて手に登って来ただけでした。

羽化直後の写真をよく見直してみたら、体液が漏出しているような箇所が見られます。
脚の付け根の黒い玉のようなもの。
これ、模様じゃないんです。
液体が溜まっています。

蛹の中にあった老廃物がくっ付いているのだろうと思っていたのですが、今も同じような場所が濡れています。
やはり体液だろうと思われます。

胸部に血溜まりのようなものがありますね。

最初から飛翔に必要な体が出来上がっていなかったということかもしれません。
残留農薬の影響が疑わしいです。

「蝶 飛べない」等のキーワードで検索すると、飛べない蝶を飼育している人のブログが何件かヒットしました。
飼い方は、私がやっているようなことで問題無さそうです。
つまり、蝶にしてやれることは何も無い。

せっかく蝶になれたのに飛べないのは可哀想ですが、自然界では生きていけない蝶なので、最後まで面倒を見ることにします。
青虫の頃から手に乗せて可愛がっていたせいか人間を全く怖がらないので、人が近くで動いても暴れることなく、体力を消耗しなくて良かったです。


兄弟の中で唯一飛び立てたオスが子孫をたくさん残してくれることを期待しています。

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蝶は元気になりました

2019.07.08.06:31

蝶は元気です!
飼育ケースを覆っていた段ボールを取り除きましたが、おとなしくじっとしていました。
止り木を取り除くときも、怖がらずじっとしていました。
ジャムの蓋に乗せたティッシュペーパーにポカリを染み込ませたものを入れると、歩いてきて指に登ってきました。
蝶は足にセンサーが付いています。
ティッシュに誘導してやると、甘い汁でひたひたになっていることが分かったようです。
口のストローを爪楊枝で伸ばしてやると、そのまま食事を始めました。
ポカリを気に入ってくれたようです。
ポカリ、有能。

可愛い♪

ポカリをあげた理由は、砂糖水や蜂蜜水は蝶が好む濃度が分からないからです。
ポカリなら最初から濃度が調整されてる砂糖水なのでそのままあげられて手軽です。
我が家では発熱時の水分と糖分補給用に常備してあるので、寝て治る病気になったらポカリです。
それをそのまま蝶にも……安直ですが。

明日の天気予報は雨なので、今日中に放蝶したいです。
この調子で行くと、昼頃には飛び立てそうです。


蝶が動き出しました!

ベランダの金柑に留まらせてみました。

あとは自分のタイミングで飛んで行くでしょう。


良いニュースと悪いニュース

2019.07.07.17:33

まずは良いニュースから。

ナミアゲハが本日羽化しました。

今朝、蛹の色が変わっていることに気が付きました。
昨夜までは黄緑色だったのに……!
(2019/07/07 6:48)

サナギが透けて蝶の模様が見えます。

飼育ケースはツルツルなので、羽化に便利なように足場を設置することにしました。

サナギから出てすぐの壁に足場となる不織布を貼りました。
換気扇フィルター用の不織布を切っただけです。
その上に、翅を広げる時に掴まるための割り箸を取り付けました。
マスキングテープでペタペタ貼っただけの簡単なものですが。

不恰好だけど、無いよりマシでしょう。

足場を設置して一時間後、突然羽化しました!
(2019/07/07 8:25)

あっという間に出てきました!黄色いです!メスかな?

急いでバブを叩き起こしたら、もう1匹も出た!
こっちは白っぽいです。オスかな?

この2匹は、ほぼ同時にサナギになった青虫でした。
6月27日に蛹化成功した2匹です。
みるみるうちに翅が広がってきます。

口のストローは、最初は2本に分かれていて、何度も伸ばしたり丸めたりしながら少しずつ一本にまとまってきます。
体は毛に覆われてふわふわです。
大きな黒い複眼が綺麗です。
とても精巧な体ですね。
蝶をこんな至近距離で観察したのは初めてです。
まるで宝石のように美しいです。

3時間ほど止り木で翅を展開させていた蝶ですが、突然バタバタと暴れ出しました!


放蝶の時が来たと思ってベランダに出してみました。
青虫を手に乗せた時の要領で「おいでおいで」と手を差し伸べたら、メスの方が乗ってきました。


ところが、ここにオスがバタバタ飛んで来てメスにぶつかってしまいました!
オスはそのまま私の手によじ登り、そのままパッと飛びました。
そしてベランダの天井に留まりました。



悪いニュース。

メスの方は、ぶつかった時の衝撃で飼育ケース内に落ちて怪我をしてしまい、緑色の体液が出てしまいました。
この子は兄弟に踏みつけられる宿命にあるらしい。
サナギ時代、おマユに踏まれて暴れた子です。

体の下に緑色の液体が一滴溜まっています。
蝶の体で一滴は大量出血に相当すると思います。
今すぐ飛ぶのは無理でしょう……

もう一度飼育ケースに蓋をして室内に取り込み、段ボール箱をすっぽりと被せて真っ暗にしました。
こうすると夜だと勘違いした蝶はおとなしくなってくれるはずです。
暴れて怪我を悪化させないため、少しでも体力を温存するためです。
怪我が良くなるといいのですが。
蝶の怪我の手当てなんて出来ないので、自然に任せるしかありません。


オスの方はしばらく翅を開いたり閉じたりしていましたがお昼過ぎに飛び、一度部屋の前を旋回してから旅立って行きました。



ナミアゲハ16兄弟のうち、10匹青虫になりました。
そして、2匹蝶になりました。
飛び立てたのは今のところオス1匹だけですが、怪我が治りさえすれば、このメスも飛べるでしょう。

この2匹だけはミカンの苗木の残留農薬の影響を受けなかったようです。
でも、最後の最後でメスの怪我は残念です。
手を出したのが悪かったのかなと悔やまれますが、今更自分を責めても仕方ないですね。
そんなことに精神力と心を使うよりも、雌蝶の回復を祈ることにします。


元気いっぱいのオス(多分)


事故直前のメス



可愛い♪

生命の形

2019.07.03.06:04

知っている人にとっては当たり前のことだと思いますが、今回初めて目の当たりにして気が付いたことを書いてみます。

青虫がサナギになる直前、体内の余分な水分を排出してお腹を空っぽにし、成虫になるための旅に出ます。
サナギになる場所を決めたら糸を吐いて足場を作り、お尻を固定した後は帯糸を作って背中の支えとします。
そして、ギューっと縮んで前蛹(ぜんよう)になります。
この前蛹が勾玉にそっくりです。

前蛹化したワンちゃん


翡翠の勾玉

http://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/207611

前蛹から蛹への過程で殆どのエネルギーを使い果たすようで、蛹になる場所を決められず旅の途中で力尽きてしまう幼虫もいるらしいです。
それを乗り越えた幼虫だけが前蛹となり、蛹になるための最後の脱皮に失敗してしまう者もいます。

前蛹はこれから蛹になるための大変化を遂げる直前の姿であり、生命力の塊と言えます。
ナミアゲハの黄緑色の前蛹はハッとするほど鮮やかで美しく、輝きを放っていました。

哺乳動物の胎児にも、この前蛹のような姿の時期があります。
学生時代、産婦人科と生物の先生が二人とも同じようなことを言ってました。
「人間は母親の胎内で進化の過程を辿りながらヒトの形になってゆく」と。
先生方は年老いた医師であり科学者でしたが、人間よりも大きな存在を信じざるを得ないというようなことをチラッと話していました。
私も資料を見てなるほどなあと思い、この話は心に残りました。

学生時代は脊椎動物についての話でしたが、無脊椎動物の蝶でも、見かけ上似たような形を取る前蛹という時期があるのは興味深いことです。


話が飛躍しますが、勾玉にはかなりのエネルギーがあると思います。
感覚で言ってるのではありません。
あの形が重要なのだと頭で理解しました。

ほぼすべての生命が一時的に勾玉そっくりの姿になるということは、勾玉は神秘思想の産物ではなく、客観的観測に基づいて生命そのものを表した形なのだと思います。
ほぼすべての生命があの形を通ってくることを思うと、あの形は生命の源のように見えます。

勾玉を考案した人は、あらゆる生命を大切に思う心ある科学者なのかなと思いました。

ナミアゲハの幼虫13(残念なお知らせ)

2019.07.02.06:18

最後の青虫もサナギになれませんでした。
前蛹までは行けたんですが、変態できませんでした。
非常に残念です。

青虫10匹のうち、6匹が全く同じ症状を呈しました。
どうやら蛹化阻害剤の疑いが濃厚です。
また、1匹は口吻の形成不全で摂食出来ず餓死しました。
昆虫の変態を阻害する農薬の影響でしょうか。

蛹までは漕ぎ着けた2匹が羽化出来るかどうか、ちょっと分からなくなってきました。
希望は捨てていませんが。

こんな記事を見つけました。一部引用します。

3分でわかる技術の超キホン 昆虫成長制御剤(IGR: Insect Growth Regulator)とは
https://engineer-education.com/igr/

昆虫成長制御剤(IGR)は、昆虫の変態や脱皮をコントロールしているホルモンのバランスを狂わせることによって、昆虫の脱皮や羽化を阻害し、その結果として死に至らせるという殺虫剤です。 すぐには効くわけではないので、家庭用には向いていませんが、農薬として使われています。

というわけで、苗木を生産しているメーカーで使用していると思われます。
また、蛹化阻害剤や脱皮阻害剤のような薬剤は化学肥料にも入っているようです。

園芸屋さんも商売ですし、消費者も害虫の付いていない綺麗な苗木を求めますから、ある程度の農薬を使うのは仕方の無いことです。
そこを責めるつもりはありません。

今回の幼虫たちは残留農薬にやられてしまったということで、ほぼ間違い無さそうです。
完全無農薬のみかんの葉を探す考えを持たなかった私の落ち度です。
善かれと思ったのですが、私の考えが足りなかったせいで幼虫たちには申し訳ないことをしてしまいました。

苗木の土は総替えして鉢に植え替えているので、来年には残留農薬の影響も消えてくれるだろうと思います。

2匹のサナギは今のところ見かけ上の変化はありませんが、引き続き経過を観察します。

サナギになれなかった幼虫を思って涙ぐんでいたら、みかんのエキスの香りがしました。
アゲハの幼虫が臭角から出す匂いです。
気のせいなのか、それとも幼虫からのメッセージなのか……

みかんの葉だけを食べ、みかんの葉で出来た体から、みかんの果実のような甘い香りを生成していることが不思議でたまりません。
私はこの匂いが好きでした。
幼虫がびっくりしたり怒ったりした時にしか出ませんが。

毒餌食わせやがってー!殺す気か!って、死んでるわ!

……と、怒ってるのかな?

3週間楽しかったです。
幼虫なんて嫌だったのに、ナミアゲハ限定で可愛いと思えるようになりました。
幼虫たちよ、ありがとう。
私の世界が少し広がって、豊かになりました。
またあの目玉模様の青虫に会いたいです。

プロフィール

あやにゃん

Author:あやにゃん
成人期 4 賢者
バブちゃん(夫)
成人期 3 王
ルル(光の犬)のこと書きます。たまにルルも原稿を執筆します。

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